[2003.12.04]
  バイトの値打ち


 ▼世界の情報量は年間18エクサバイト(Sankei Web)
  http://www.sankei.co.jp/news/031202/1202bun065.htm


 18エクサバイトのうち,自分の前を通り過ぎていったのがどれくらいか考えてみよう。確かにデータ量は膨大なものとなった。はるかに増えた。でもね。

quote:カリフォルニア大学の研究者によると,2002年に世界中で生成された総情報量は約18エクサバイトになったらしい。エクサバイトとは10の18乗バイトのこと。ギガバイトの約10億倍にあたる。ブロードバンドの普及によって情報量増加はさらに拍車がかかる。だが,パソコンでは「思い」は扱えない。

 「記録」と「記憶」は違う? No。「記録」と「記憶」は同義と考えるべきである。記録されない記憶はなく,記憶には必ず記録がある。ただし,記録は公開し,共有することができるが,記憶は個人の問題である。とある記録はある人にとっては大事な記憶となるが,ある人にとってはどうでもいいすぐに忘れる記録である。「記録」を「記憶」とする作業は個人の選択であり,とはいってもすべての「記録」は「記憶」となるフラグが立っている。共有されている「記録」は,誰かの「記憶」であり,さらにほかの人の「記憶」となりえる。「記録」より「記憶」の方が大切であり,上位であると云う考えは,個人的な思い上がりである。わたしたちは,すべての情報に対して,誰かの記憶になりえるものとして畏敬を持つ必要があるのだ。

 総情報量の増大によって幻惑されている? No。実際のところ,総情報量の増大はたいして意味のないことだ。愛情とは,数値化できないものだと云う。1ほど好きな相手と,10ほど好きな相手に対して,どのような違う行動をとるかというと,なにも変わらない。ラブレターの文字数が増えるわけぢゃないし,会うために違う理由付けをすることもない。行動は,なにも変わらない。接続環境はブロードバンドの普及などで便利にはなったけど,やっていることは10年前もなにも変わらない。たとえばダウンロードしているものだって10年前はMP3やCDイメージだったけど,それが今はEACやDVDイメージになっただけだ。バイト数は増えたけど,それに対する思いはなにも変わらない。行動もなにも変わらない。


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